ベースボールアナウンスアカデミー講師の八幡淳です。

1月28日東京のベースボールコミュニケーション講義室で、
東京アカデミーの初級・上級コースの生徒さんを前に
講義をしてまいりました。
 
今回のテーマは「試合進行」。
私、普段は北海道日本ハムファイターズのホーム試合で
スタジアムDJとして試合進行に携わっていることから
NPB、特に北海道日本ハムファイターズでの
試合進行をもとにお話をさせていただきました。

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プロ野球は他球団も同時にプレイボールがかかる興行です。
試合開始の遅れがタブーであることはもちろん、
イニング間も常にスピードアップが呼びかけられ
NPBのホームページにも平均試合時間が表示されるほど
シビアなものです。

反面「興行」であるがゆえに
お客様がたくさん集まっていただける
「魅力ある」内容にしなければいけない
側面もあります。

ゆえにイニング間の限られた時間での
「演出」に重きをおいて・・

初級:1分以内での原稿読み
上級:1分以内でのアトラクション

というテーマで実際に打者紹介のアナウンスを
交えてやっていただきました。

少し高いハードルでしたが、
各生徒さんは何かをつかもうと
思い思いに取り組んでいる姿が印象的で、
「この熱意をずっと忘れずにいてもらえたら・・」
と思いながらの講義でした。

私はスクールで基礎を習ったことも、
トレーニングをしていただいたこともありせん。
すべては現場で周りの人に叱咤激励、ご指導いただきながら
自分の血や骨、肉にしてきたたたき上げの喋り手です。

確かにきれいに発音したり、
正しく発声することも重要ですが、
たどり着いた結論は・・

「目の前のお客さんが『もう一度来たいな』と思える空間づくり」

という信念です。
いまやプロ野球の世界でも各球団「観客増」の為に
ボール―パーク化を進めるなど
多岐に渡った「演出」が求められる時代。
スタジアムDJを入れている球団が増えてきたのも
そこに理由があるからであると考えています。

ならば、アナウンサーといえども高いアナウンス力のみならず、
バイタリティあふれる発想力も必要な時代にきていると感じ、
各生徒さんにはそうした魅力ある人材に
なれるようなお話をさせてもらいました。

最後に昨季日本一に輝いた球団に携わった一員として、
球団から贈られたある品の話をしました。
本当に貴重でかけがえのない宝物を
ご褒美としてもらえるチャンスがみなさんにもあること。

自身も夢のまた夢であった東京ドームという舞台で
昨季はアナウンスをできたこと・・。
同じく生徒さんにも実現のチャンスがあることを
お伝えして講義を終了いたしました。

この日出会った方の中から一人でも多く、
実際の現場で志を共にできる日を楽しみにしています。

八幡先生のアナウンスはこちら↓
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★東京ベースボールアナウンスアカデミー★
4回目の授業は、現在日本ハムファイターズでスタジアムDJをされている八幡淳先生の【試合進行】でした🎤
八幡先生のアナウンスに皆さん大盛り上がりでした😄✨ pic.twitter.com/VOy6iDqTJu
— Baseball Planning 公式 (@BpAnnounce) 2017年1月30日